Mac mini (2018)のDIYメモリ増設方法

メモリ安いですね!(2019年6月現在)

というわけで「安くなってから自分で増設しよう」と松竹梅の梅Mac miniを買った皆様、今がチャンスです。

私も4月にDIYでメモリを32GBに増設し、これまで不具合もなく動き続けていますので、自信を持って増設方法を解説したいと思います。いつも通り最初の前書きが長いので「ワシゃ分解方法だけが知りたいんじゃ」という人は、下の目次でうまいこと飛んで下さい。

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DIYメモリ増設の注意

弊ブログのポリシー

お約束ですが、弊ブログを参考にして作業を行った結果につきましては、弊ブログならびに執筆者は一切の責を負いません。すべて自己責任でお願いします。

保障について

以下でAppleが「Mac mini(2018)のメモリ増設はApple Storeかサービスプロバイダに依頼しろ」と明言しています。

Mac mini のメモリを増設する/取り付ける

そんなわけで失敗して壊すと、修理を依頼しても保障やApple Careが適用されないと思います。覚悟を持って作業して下さい。覚悟できない人はApple Storeにご相談を。

作業難易度

ぶっちゃけた話、難易度は想像以上に高いです。5段階評価で「4」でしょうか。作業時間は半日を見ておいたほうがいいです。

私もこれまでの人生で何台ものノートPCの分解・組立作業を行ってきましたが、Mac miniはその中でも難易度が高めのポジションです。

ただ弊ブログのポリシーとして、バイクだろうがPCだろうが「自分でできないと思った作業は他人に任せろ。しかし自分でやらなければいつまでも素人未満」というのがあります。もし挑戦したくなったらやってみるといいと思います。もちろん責任は負いませんが。

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必要なもの

Mac mini(2018以降)の本体以外に以下のものが必要です。

メモリモジュール

今回の主役、メモリモジュールです。TEAMの32GB(16GBの2枚セット)を購入。4月に秋葉原のArkで1.9万円でした。

普通に使うなら合計16GBで十分ではありますが、安いので奮発しましょう。

メモリを買うときの条件は以下になります。

・買うべきメモリはDDR4-2666(PC4-21300)のSODIMM

間違ってデスクトップ用のDIMMを買わないように。これより遅い/速いメモリでも動くかもしれませんが、動かないかもしれません。自作PCと違ってMacが相手ですので、あまり冒険しない方がいいと思います。

・同じ容量のメモリを2枚買う

PCでは2枚のメモリに対して同時にアクセスすることでパフォーマンスを向上させる機能がありますが、2枚とも同容量という条件があります。なのでMac miniも標準で同容量のメモリが2枚刺さっていますし、ショップでもこのような2枚セットが売られているのです。

Webを見ますと「1枚抜いて16GB差して、4GB+16GB=20GBにしました」みたいな人がいますが、遅くなる上にAppleもサポートしてないと思われるやり方ですのでデメリットしかありません。やめた方が無難です。

工具

作業で使う工具です。

  • トルクスドライバーセット (使うのはT10とT5)
  • セキュリティトルクスドライバー (TR6)
  • テレホンカードもしくは同等の薄さのカード
  • ピンセット
  • ラジオペンチ
  • (あれば嬉しい)本体を載せるためのシリコンマット

ノートPCをバラし慣れてる人は当然、上記のようなトルクスドライバーセットを持ってると思います。今回使うのはT10とT5ですが、安いので持ってない人はこれを機に買っておくとよいでしょう。

またMac mini(2018)ではセキュリティトルクスという、真ん中に突起があるトルクスのビスも使われており、これは大抵のトルクスドライバーセットに含まれていません。

しかしAmazonでセキュリティトルクスのドライバセットを買おうとすると、高い上にTR6が含まれているものがほとんどありません。というわけで近所のホームセンターで単品を買いました。ANEXのドライバはT6と書いていながら真ん中に穴が開いてるのでTR6として使えます。

一応Amazonでも売ってます。

アネックス(ANEX) T型ヘクスローブドライバー T6×50 No.6300

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やってみようDIYメモリ増設

裏蓋を開ける

Mac miniを裏返して、黒い蓋を開けます。

以前のMac miniは蓋を回転させれば開けられたのですが、現行はツメで引っかけるタイプになっています。以下のように蓋の隙間にカードを入れ、円周に沿ってゆっくりスライドさせると「パチン」とツメが外れます。ちなみにツメは3箇所あります。

初めてやるときはものすごく慎重になりますが、慣れるとちょっと大胆になれる作業ですね…

アンテナ兼カバーを外す

蓋を開けるとこのような金属カバーが出てきますので、セキュリティトルクスのビスを外します。

注意点ですが、カバーとロジックボードを繋いでいるケーブルが非常に短いので、ビスを外した後にカバーを持ち上げる際はケーブルに十分注意して下さい。何も考えずにカバーを上に持ち上げるとケーブルを千切りかねません。ちなみにこのケーブルはアンテナ線ですので、千切るとWi-Fiとか使えなくなります。

コツですが、ほんの少し上に持ち上げて隙間をのぞき見してケーブルの位置を把握した後に、このように蓋を回転させてズラすと良いです。ちなみにケーブルは、下の画像ですと右下の箇所になります。

アンテナ線を外す

端子形状を先に見た方がイメージが掴みやすいと思いますが、アンテナ線の接続端子はこのようになってます。外すときは真上に抜くような感じになります。

アンテナ線はこのように接続されていますので、TR6ドライバーでビスを外してケーブルがフリーになったのを確認し、アンテナ線の端子をラジオペンチで軽く挟んで、左右に軽く回しながらゆっくり真上に抜く感じで外してあげます。

CPUファンの取り外し

ファンを取り外すために、以下赤丸のビス4本をTR6ドライバーで外します。

ただダクト側の真横に入ってるビスが厄介で、ドライバがまっすぐ入りません。このように斜めに入れて回すことになります。バイクじゃ絶対こんなことやらない。

ドライバのかかりが中途半端なまま力を入れて回すと、ネジ山をナメることになります。外すときも付けるときも、ドライバがかかったのを確認してゆっくり回します。隙間に指が入らないので、ピンセットでビスを挟むとよいでしょう。

次にCPUファンの電源ケーブルを抜きますが、これも要注意です。見た目は横に抜いて外しそうですが、実際には垂直方向の真上に引っこ抜くタイプです。横に抜くと壊れますので、真上に抜いて下さい。ちょっとコツが必要です。

ケーブルを外したら、CPUファンを本体から抜いて下さい。

ロジックボードユニットの取り外し

赤丸のロジックボードの電源ケーブル(右)と、LEDランプケーブル(左)を抜きます。

電源ケーブルは見たままの形状ですので真上に引き抜きますが、LEDランプケーブルも垂直真上に引き抜くタイプですので注意して下さい。

次に緑丸のロジックボード固定ビスをT10で外すと、ロジックボードユニットが外せるようになります。ビスを外してCPUファンダクトを外側に押して…

このようにケースからロジックボードユニットを丸ごと引き抜きます。

メモリ交換

やっとメモリ交換できるところに行き着きました。疲れますよね。

上の画像の左下にある金属のシールドの下にメモリがあります。4本のビスをT5で外し、シールドを斜め上に抜くとメモリが現れます。

メモリの固定金具がゴムの下に隠れていますので、横に広げると固定が解除されます。普通にやると下のメモリから先に解除されますが気にしない。

標準装備のメモリを外したら、購入したメモリを装着します。メモリ側に切り抜きがあるので、逆方向には刺さらない仕様になっています。メモリを挿したらロジックボード方向に押して、パチンと金具で固定します。

気をつけるのは、メモリ端子の金属部が見えなくなるよう、しっかり奥まで差し込むことです。中途半端に差し込むとメモリを認識しないので、まためんどくさい分解作業をやり直すハメになります。

組み立て

組み立ては分解の逆順ですが、基本的に分解が面倒なものは組み立てなんてさらに面倒です。

気をつけるのはケーブル類で、特にCPUファンやLEDランプケーブルはパチンとハメて浮きがないことを確認しましょう。

またアンテナケーブルも装着難易度が高いです。ピンセットを駆使しましょう。

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確認作業

最も緊張するところです。

Apple Diagnosticsでのハードウェアテスト

コンピュータ業界人はたいていDiagと呼びますね…ハードウェアのテストプログラムを実行して、問題ないことを確認します。実行方法は以下になりますが、キーボードの「D」を押しながら電源を入れれば起動します。

Mac での Apple Diagnostics の使い方

特に問題がなければ、再起動してOSを起動させましょう。

システム情報の確認

起動メニューの[その他]-[システム情報]を起動し、メモリ情報を確認します。

このように2枚の容量が正しく認識されており、速度が2667MHzであればOKです。

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最後に

やっぱり面倒なので、自信がなくてお金がある人はApple Storeに行こうな。

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