スマホにSIMを挿さないとただの板。SIMロック未解除なau版iPhoneを入手したら、au系のSIMを調達する必要があります。
しかしau版のSIMロック未解除iPhone7や6S世代は何かと制約があり苦労したので、まとめておこうと思います。
ちなみにノジマでau版 iPhone7 (128GB SIMロック未解除)を20,800円で買ったのが前回のお話です。

au版iPhone7/Plus、6s/Plus、SEの制約
au SIMの種類
auのSIMには以下の2種類があります。
- 4G LTE SIM: 旧来の端末向けSIM(UQ mobileでは「nanoSIM」と表記)
- マルチSIM: 現行のvoLTE対応SIM
UQ mobileの対応状況
UQ mobile公式のこちらの対応表で、「対応ブランドを選択」を「auブランド端末」に設定して(ここ重要)、端末が対応しているか調べてみて下さい。

するとau版のiPhone7/PlusとiPhone6/Plus、iPhone SEは以下のように「SIMロック解除: 要」と表示されます。
困ったことに、中古のSIMロック未解除なau版iPhoneを買ってもSIMロック解除できません。
というわけでこれら世代のau版iPhone、まとめると以下のようになります。
■SIMロックを解除した端末: マルチSIMを挿せば通話(voLTE)とデータ通信が可能。
■SIMロック未解除の端末: 4G LTE(nanoSIM)を挿せばデータ通信のみ可能。通話は不可。マルチSIMも未対応。
要するにSIMロックを解除していないこれら世代のiPhoneは、通話を諦めて4GLTE SIMを契約し、データ通信のみで利用することになります。
また4GLTE SIMが契約できる格安SIMは今のところ、UQ mobileとmineoに限られます。
SIMロック未解除のau版iPhone7でUQ mobileを使う
UQ mobileのSIMの購入
普通に契約すると事務手数料(3,240円)がかかりますが、Amazonにてこちらのウェルカムパッケージ(350円)を購入して申し込むと事務手数料が無料になります。
こちらにはSIMが付属しておらず、申込み後に郵送される形になります。Webからお好きなプランで申し込んで免許証等の画像をアップロードして審査通過後、早ければ翌日に出荷されます。
申込みの際はSIMの種類を間違えないことが重要です。今回はSIMロック未解除のau版 iPhone7ですので、通話を諦めて「nanoSIM」を選択します。(専用)ではないほうです。
SIMが到着したら挿す
nanoSIMですとこのようにauのSIMが届きます。
ちなみにマルチSIMだとUQ mobileブランドのSIMが届きます。
iPhoneにSIMを挿したて起動したら、Wi-Fiに接続してこちらのWebページを表示し、指示に従ってプロファイルをインストールします。

再起動してこのようにアンテナが立ち、[設定]-[一般]-[プロファイル]でインストールされていればOKです。
通話はどうするの?テザリングは?
このままですとiPhoneで通話できませんが、いまAndroid端末にドコモ系の格安SIM(IIJmioの音声通話付き)を挿していますので、通話はこれでなんとかなります。
ただ今回は「ドコモの電波が入りづらいところに行く機会が増えるのでauを契約する」という目的がありました。というわけでiPhoneに050電話のアプリを入れ、ドコモ側への着信をiPhoneの050電話に転送させて対処する予定です。
しかしIIJmioを継続すると割高になってしまうんですよね…安い上に今後の使い方に合うb-mobileあたりにMNP転出する予定です。
また残念ながら今回の構成ではテザリングができないことが判明しました。同じUQ mobileでもSIMロック解除+マルチSIMならいけるらしいですけどね…
もっとも個人的にテザリングの機会は相当減ってますし、いざというときはドコモ系が使えるのでなんとかなるはずです。
若干の不便を伴いますが、出費も最小限に抑えて念願のマルチキャリアを達成できますし、これでいいんじゃないでしょうか。先日のソフトバンクみたいな障害が発生しても通信と通話ができるのは大きなメリットです(あれはソフトバンクじゃなくてノキアが悪い)。
まとめ
iPhoneだろうがAndroidだろうが、スマホはSIMフリー版もしくはSIMロック解除済みを買うべきです。