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うまかっちゃん 濃厚新味 レビュー

西日本、特に九州で愛され続けて39年。

2018年8月、ついにあの「うまかっちゃん」の全く新しい戦略的新製品が登場しました。

うまかっちゃん「濃厚新味」

実は存在をつい最近知ったのですが、聞いてみると周囲の西日本民からは不評なんですよね…しかしそう言われるとなおさら食べたくなるのは人間の性。

とはいえ首都圏やウサミン星では出回っておらず入手できません…が。

やる気があればなんとでもなる。

できる、できないじゃない。やるんだよ。

というわけでなぜか手元にある濃厚新味、食してみたいと思います。

ハウス食品うまかっちゃん濃厚新味の商品情報や開発背景・エピソードなどをご紹介します。

「うまかっちゃん」とは

言わずと知れた九州のデファクトスタンダードな袋ラーメンです。

ハウス食品ブランドサイトうまかっちゃんページ。うまかっちゃんの商品情報や開発秘話、レシピなどをご紹介します。

発売は1979年。九州各県をイメージしたバリエーションはありますが、ノーマルは発売以来まったく味を変えずに今に至ります。ありがとうハウス食品。

味もマイルドでありながらくどさもなく、トッピングも何にでも合うのも人気の要因のひとつだと思われます。塩こしょうで味付けした野菜炒めを乗せて食べるのは定番ですね(ご家庭によります)。

一応は西日本限定商品で、実家からの補給物資の定番だったり、帰省の土産で買って職場でバラまくと喜ばれたりするのですが、最近ではネット通販だけでなくドン・キホーテで販売され、全国で入手できるようになっています。

九州の小学生は、自分でうまかっちゃんを作るために火の使い方を覚えます。

我々の世代は小学校の授業は半ドン(午前中まで)で、家に帰ったらうまかっちゃんを自分で作り、独占!女の60分を見ながら麺をすすってスープを飲み干し、遊びに出かけたものです。

作る

裏面を見てみましょう。

まあ普通の袋ラーメンの作り方と同じなのですが、唯一違うのが茹で時間が3分ではなく90秒なところです。

これは濃厚新味では麺の細さがノーマルの1.4mmから1.2mmと細くしたためだと思われます。まあ福岡の豚骨ラーメンって本来は細麺ですしね。ちなみに細麺を試作してる最中に工場の機械を壊してしまったそうです。それだけシビアなんですね麺の世界って。

袋から出してみると、確かに細いですね…

というわけで茹でてみるわけですが…

コイツ、1分経過してもほぐれにくくて、本当に90秒で大丈夫なのか不安になる…

90秒経過しても若干不安が残る感じでしたが、火を止めて粉末スープと調味油を入れている間にちょうど良い固さになりました。

食べる

麺はめちゃくちゃちぢれているノーマルと比べると、若干ちぢれを残しつつもストレートに近づいています。食感はノーマルのふにゃふにゃ感をある程度は残しつつ、細麺ならではの歯ごたえ感が表現されています。しかもノンフライめんでなく、揚げ麺で。正直「頑張ったな」という印象です。

ノーマルと比較して茶色みを帯びたスープは、ずいぶんストレートな味になったという印象です。ノーマルはクリーミー感があるまったりした味ですが、濃厚新味では塩味とか調味油の風味とか豚骨感、それぞれの主張をハッキリ出した味に感じます。脂でごまかさないガツンとくる系の濃厚と言えばいいでしょうか。現代人に合う味かもしれません。

濃厚新味を一言で表現すると

洗練された「うまかっちゃん」

になると思います。

総評

うまかっちゃんの真骨頂は

  • クリーミーさを表現した、マイルドでまったりした優しい豚骨スープ
  • その優しいスープを絡めて口に運んでくれるちぢれ麺
  • お湯をたっぷり吸い上げてコシがないふにゃふにゃした麺と、優しいスープが織りなす味のハーモニー

であり、このトータルバランスとアイデンティティこそが九州民から愛された理由だと思います。

それを現代の技術を駆使し、うまかっちゃんらしさを残しながら洗練させた。

「開発期間は通常の6倍」「試作数は400以上」というのも納得します。

でもね。うん。九州民って味に対してすんげえ保守的なんですわ。

というわけで九州を離れて20年ほど経過した私ではありますが、残りの濃厚新味を食べきった後にノーマルに戻ると「そうそうこれだよこれ」と言うと思います。

GPZ900Rのフルカスタム車に乗った後にノーマル(に近い)車両に戻ると「そう、ニンジャってこうだよな…これなんだよ…オレは今まで何をやってきたんだ…」と思うのと同じです。

ただ濃厚新味は「洗練」されたが故に、ノーマルの味に思い入れがない東日本では評価が逆転し、かなり好評になるのではと思います。ドンキで売られ始めたらどうなるか楽しみです。


昔から親しまれているナショナルブランドの食品で味を変えるのは、非常に難しいです。

例えば近年ではエバラ食品工業が「黄金の味」をリニューアルしましたが、あまり好調ではないようです。

うまかっちゃんについてはリニューアルとはせず別ブランドとしてノーマルと併売という形を取ったのも、そういった事実があるからでしょう。ましてや味に保守的な九州が主戦場ですので。

ただ技術はここまで進化し、国民のライフスタイルや味覚も大きく変化しています。

そのような社会の中で袋ラーメン界隈ではマルちゃん「正麺」が大ヒットとなり、メーカーとしても「そろそろ新しいものにチャレンジしたい」となるのは当然ではないかと思います。社運を賭けたプロジェクトに匹敵したであろう商品開発は相当なプレッシャーもあったでしょうし、半ば楽しみながら高いモチベーションで作り上げた開発者の姿も想像できます。

そういったことを考えると「これもうまかっちゃんのバリエーションとして受け入れられるといいよね」という、ブログが故の当たり障りのないことを思わずにはいられません。

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