タイヤ交換 IRC RX-02 (Kawasaki ER-5)

実はキャンプツーリングに出る前に、タイヤを履き替えました。

GPZ400Rの、ではなく、増車したのにブログにまだ何も書いていないカワサキ バリオスII ER-5です。

まあ本エントリを読んでいる皆さんはこんな珍車なんか全く興味なくてタイヤの話ををサッサと読みたいと思うので、ER-5の紹介は割愛します。とりあえずエンジンはハーフニンジャ。ハーフニンジャについてはこちらをご参照ください。

Ninja考古学 あなたはKawasakiのNinjaですか?
今のカワサキのフルカウル車は車名に「Ninja」が入っていますが、昔のカワサキのフルカウル車は入っていません。そんな昔のカワサキ車が果たしてNinjaなのか、歴史を追ってみたいと思います。

 

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タイヤ選び

サイズ

ER-5のタイヤサイズはNinja 250Rと同じです。

  • フロント: 110/70-17 M/C 54H
  • リア:       130/70-17 M/C 62H

そもそも500ccなのに、気筒数が同じで排気量半分のバイクとタイヤサイズが同じというのはいかがなものかと思わなくもないですが、個人的には軽快感があっていいんじゃないかと思います。あと安いし。

銘柄

250ccクラスのリアタイヤの主流は140となってしまいましたが、それでも130はものすごく恵まれています。GPZ400Rと比べたら。

2018年9月現在、履けるタイヤは以下になります。しかしこれ手前味噌ですが、ER-5タイヤリストではなくNinja 250Rタイヤリストとして重宝しそうですね。

メーカー銘柄
ブリヂストンBT-45
ブリジストンBT-39
ダンロップARROWMAX GT601
ダンロップTT900GT
IRCRX-01
IRCRX-02
IRCRX-03 specR
ミシュランPILOT STREET
ミシュランPILOT STREET RADIAL
メッツラーROADTEC 01
ピレリSPORT DEMON

なんと11銘柄。しゅごい。

選定

ER-5からGPZ400Rに乗り換えると「コイツ何だかんだでスポーツバイクだなあ」と思うので、GPZ400RにハイグリップなBT-39を履かせたのは間違いではありませんでした。

逆に言うとER-5にハイグリップタイヤは必要ありません。こいつツインの瞬発力があって速いけど、それほどスポーツなバイクではないです。

というわけで某レーシングワールド南行徳で全銘柄のお値段を調べた結果…

IRC RX-02

を採用することになりました。

一番気に入ってるのは……価格だ。

なんと消費税、工賃、新品バルブ、廃タイヤ処理、コミコミで2.1万円。11銘柄の中で最安値です。

ちなみにRX-02の次に安かったのはGT601でした。GPZ400Rに履かせたときはどうにもいい印象を持たなかったのですが、ER-5だと思ったより悪くない感じでした。ただ続けて同じタイヤを履くのはねえ…

GPZ400R タイヤ交換 (Arrowmax GT601)
昨年に「十数年ぶりにGT501がモデルチェンジ、GT601が出る」と聞き、当時「ハァ?」と変な声が出た記憶があるうんすいですこんばんは。 まさか履くことになるとも思ってなかったけど GPZ400Rでタイヤ交換となると、そもそも前後1...
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走行感

タイヤのレビューって、引退させるときに書かないと意味ないよね。

というのを前回GPZ400RにBT-39を履かせたときに書きました。

GPZ400R タイヤ交換(GT601→BT-39)
タイヤのレビューって、引退させるときに書かないと意味ないよね。 というわけでブリヂストンのタイヤ値上げが2017/06/01からということで、その前にタイヤを予約して3週間後にBT-39に履き替えました。 いやー。BT-39...

しかし今回は違います。

RX-02に履き替えて帰宅。数日後に3泊4日、走行距離1,900kmのキャンプツーリングに行ってきました。これだけ走れば文句ないでしょう。千里浜はもういいかな。

まず交換直後に思ったのは「やはりタイヤは丸かった」ということです。GPZのときより台形だったもんな…

そしてツーリングに出発、皮が剥けてタイヤと身体の慣らしが終わった頃にこう思いました。

ベストオブ無難なタイヤ

普通にグリップするし、普通に寝る。何もかもが普通。ドラマティックでもないし特筆することもないけど、バランスが良すぎるところが感動するべきポイントなのかもしれません。

ただRX-02でペースを上げすぎるのはダメでしょう。実際にペースを上げて走ったわけではないのですが、シフトダウンでいつも通りブリッピングして繋ぐとタイヤがキュッと鳴くときがあるんですよね。しかも真夏に。

 

これは丁度1,000kmほど走ったところです。ツーリングタイヤらしい減りっぷりです。250ccクラスなら1万kmは走りそうな気がします。

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まとめ

まだウエットと冬を体験していませんが、恐らく普通に走るんじゃないかという気がします。だってベストオブ無難だもの。

面白みに欠けるキャラだと思います。しかしそのキャラが故にタイヤで疲れないので、ロングツーリングや街乗りに最適と言えます。

昔のIRCは陰キャ的なポジションでしたし私もRX-02が初めてのIRCなのですが、Ninja 250RでOEMに採用されてから鍛えられたんだなとしみじみと思わせる、いいタイヤだと思います。

安いしね。

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10ヶ月ほど走った感想

(2019/05/01追記)

2〜3千kmくらい走ったところ、ブリッピングで滑る現象がなくなりました。タイヤも暖まればずいぶん安定します。おそらくですが

皮剥きと慣らしで2〜3千kmかかる

ということなのかもしれません。単にタイヤが台形化しただけなのかもしれませんが…

また昨日まで往復1.5千kmのロングツーリングに出ていましたが、雨が降る高速道路を走って帰ってきました。そのとき気付いたのは

ウエットでの性能が安定していて、高速道路でも全く不安を感じない

ということです。

バイクのタイヤって多かれ少なかれ雨が降ると不安を感じるものですが、RX-02については「ドライもウエットもそんなに変わらない」は言い過ぎですけどそれに近い感じですし、このような体験をするタイヤは初めてです。

そういう意味では「雨の中でも走らざるを得ないガチのツーリングライダーやバイク便にはもってこい」なのかもしれません。

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