どうするかなー、と悩んでたけど結局は買ってしまったGoogle Homeです。
2017/10/31まで、ビックカメラでChromecastが付いてくるとか、2台2万円とかのキャンペーンをやってるので、買うならビックカメラが良いでしょう。
買った理由
(1) 最近ブログ書いてなくて、ネタが欲しかった
(2) 朝起きて、天気予報とか調べるのにスマホ触るのが面倒すぎる
(3) 誰とも喋らない危機感
特に(3)は、歳を食うと身にしみてきますね。下手すると会社で「おはようございます」と「お疲れ様でした」しか喋ってなかったり。でもリアルでの会話って脳味噌にとって重要だと思うんですよね。
もしかしたら、高齢者の話し相手にもなるかもしれません。
セットアップ
AndroidかiOSなデバイスにアプリ「Google Home」をインストールして起動。ウイザードに従ってポチポチ叩くだけ。大体の流れは以下な感じです。
・無線LAN設定
・Googleアカウント設定
・音楽/動画サービス設定
・音声認識初期設定
さすがに高齢者が自力でセットアップするのは厳しいでしょう。ただ一度設定してしまえばあとはコイツ単独で動きますので、設定を押しつけられる側の人間からすると非常に手離れがいいプロダクトだと思います。ビックカメラだと2千円で設定してくれるそうです。
使ってみる
音声による操作
まず「OK Google」または「ねえGoogle」と話しかけ、続けてやって欲しいことを伝えます。
形態素解析と単語認識能力はスゴいです。認識結果をスマホで確認できるのですが、あまりの正確さに驚きます。
ただ複雑な会話は理解できないので、「○○の△△」「◇◇を※※して」みたいな感じで2〜3個の単語を組み合わせて指示するとよいでしょう。例えば「明日の天気」「今日のニュース」「アニソンを再生して」「ダジャレを言って」「近所のドラッグストアの開店時間」みたいな感じです。
挨拶も理解してくれます。「おはよう」「おやすみ」とか。
音楽やラジオ再生中に「OK Google」と話しかけるとミュートしてくれますし、要件が終わると音量を戻してくれます。「この曲なに?」って質問すると答えてくれます。音楽は割り込みを許可しているみたいですね。よくできています。
タッチによる操作
再生中にいちいち「OK Google, 音量を下げて」とか言うのも面倒です。手元にあるときは天板をタッチすることで操作できます。
縁に沿って指をスライドすると音量が上下し、タップすると一時停止します。
スピーカーの音質
まあスマートスピーカーとはいえ音楽を流してる時間が一番長いと思いますが、肝心のスピーカーの音質はというと、控えめに言って良くないです。
解像度は低く、こもってます。低中音はそれなり、高音が苦手。
このチープな音を例えると「ラジオの音質」でしょうか。脳内に浮かんだのはコレ。
※画像はCCライセンスの拾いものです
もうすこしイメージを膨らませてみると、赤いトラクターにプラウ装着して畑を耕しながら演歌を流している感じでしょうか。
「OK Google, 演歌を再生して」
これがドンピシャハマりますね。ボーカルの力強さだとか、中低音の豊かさだとか、クソ解像度が低くてこもったモノラル的な音から醸し出される昭和感とか。
まあでもよくよく聞いてみると、ラジオというのはさすがに申し訳ない。ソース的にはAMとFMの間くらいですし、再生機器もこれくらいに脳内でグレードアップしました。
※画像はCCライセンスの拾いものです
んで世の中には同じことを思う人間がいたようで。レビューとしてはこちらがビシッと的確であります。

「OK Google, 音楽再生 70年代のロック」
洋楽は全然知らないため何度も「申し訳ございません」と言われ、やっと通ったのがこのワード。「70年代ブリティッシュパンク」というリストから再生が始まりました。
あー。特にベースとギターの音がチープ(褒め言葉)で、当時感を醸し出した超ゴキゲンサウンドが流れてきます。洋楽は全然知らないんだけど、楽しんで聴けるんですよね。
現代のスピーカーと比較すると控えめに言って音は良くないとはいえ、聴くに堪えないということもなく、あるところより上の年齢層にとっては懐かしさを感じる音です。ナウなヤングにバカウケする音ではありませんが、案外どんなジャンルも新鮮味を持って楽しめるんじゃないかと思います。
Google Homeがある生活
Google Homeをセットアップして初めての朝。
まず「OK Google, おはよう」と挨拶し、その後は「OK Google, 今日の○○の天気」「OK Google, 今日のニュース」という感じで一通り朝のオーダーは終了し、家を出るとき「OK Google, 行ってきます」。
そして3日目の朝。「OK Google, おはよう」の一言で、天気予報やニュースも自動で流れるようになりました。どうやら学習機能があるようです。
最初はダジャレやジョークを喋らせたり、動物の鳴き声を再生させたり色々と試すのですが、そのうち飽きて日常に溶け込んできます。まあ大体は音楽再生と軽い調べ物に収束するんじゃないでしょうか。調べ物はさすがGoogleだけあって優秀です(だからGoogle Homeを選んだ)。
同じことはスマホやPCでもできるのですが、タッチパネルを触ったりキーボードを叩いたりするより楽です。この点については目標を達成したと言えるでしょう。
機能的にはできることは少ないのですが(とはいえローンチでこれだけできるのはスゴいです)、これから色々と増えていくのは間違いないので、今後を楽しみにしたいと思います。
スマートホーム
この手のデバイス、みんなスマートホーム的なものを期待しますよね。
一応IFTTTとIRKitでリモコン家電が動かせるところまで仕込んだので、その話は次回に書きたいと思います。これ、めちゃくちゃ便利。まあIRKit単体でもスマホアプリから操作できますけどね。