2日目の午後です。午前中はこちら。

瀬戸内海には島が多く、フェリーもたくさん就航しています。これを見ると分かりやすいかも。
というわけでこの航路図でいうと左にある「今治〜岡村」航路で岡村島に向かっています。バイクが載せられるのは「第二せきぜん」なので注意。
先ほど渡った来島海峡大橋の下をくぐります。ローアングラー。
この辺まできたら雨がやみました。助かった…
途中に見える島々の沿岸には民家が見えます。大小ある瀬戸内の島には、人の生活があるのです。
さてこのフェリー、直行便でなければ途中いくつかの島に寄港しますが「降りる客もおらず桟橋に誰もいなければ寄港せずスルー」「接岸時間1分、宅配便の荷物を降ろすだけのタッチアンドゴー」みたいな、まさに生活航路的な一面を垣間見ることができます。
というわけで1時間20分で岡村島に到着です。
ではここからのルート。
なんか最後の方はラインがうまく引けなくてなあGoogle Mapsは。
とびしま海道は本州は呉側から
下蒲刈島 – 上蒲刈島 – 豊島 – 大崎下島 – 平羅島 – 中ノ島 – 岡村島
という島々を結ぶルートになります。
今回は岡村島から呉方向を目指し、レンタルバイクを返却します。
ここも水色のラインが引かれてるんですね。あと風景がほんと島って感じ。
岡村島は愛媛県ですが、橋を渡ると広島県です。
愛媛県は愛の県なんて話は聞いたことがないですが、橋のそばでは縁結びの絵馬をかけることができます。絵馬をかけても彼女ができないオタクのみなさーん!
広島に入ると青い空も見えてきました。
この島々でも柑橘の栽培が盛んです。圃場は山の上の斜面にあるので、いたるところにこのような運搬機械を見ることができます。見た目はボロいですが、毎シーズン活躍しているはずです。
途中、大崎上島の「ゆたか海の駅」にて遅い昼食です。
とびしま海道、コンビニも無いしメシが食えるところも限られてるので、計画的に…
豊島がそこまで大きくないので1.5周ほどしてみましたが、坂を登ったところがなかなかの景色。柑橘畑、民家、海、島。
とにかく海沿いを延々と走ります。不思議なもので、呉に近づくほど街になってくるような気が。
そして最後の安芸灘大橋。有料。これを渡れば本州です。
あとは呉の市街地に向かって走るだけ。一旦ホテルに寄って荷物を降ろしてバイク返却。
では燃費です。
238.6km / 5.1L = 46.8km/L
マジかよ。オマエ何者だよ。
さて原付二種、4ストの125ccスクーターでのツーリングですが、ありです。
スクーターでのツーリングは味気なさそうと思ってしまいますが、4スト単気筒のトコトコと流す気分は十分に味わえます。パワーも十分で、全開にすることもほとんどなく。
高速道路に乗れないのが弱点ですが、大都市圏でなければ逆に高速道路を使うことは少ないですのであまり問題はないでしょう。レンタル費用も250ccの半額ですので、浮いた分だけお土産に回してメットインスペースに入れて持ち帰るという考え方もありだと思います。
そんなわけで、台風に翻弄され予定も色々と変更になった割には、収穫があったツーリングでした。
瀬戸内海はとにかく風景と雰囲気がいいですし、このように125ccでのんびり流せますので、皆様もぜひ気軽に走りに来て下さい(瀬戸内に住んでるわけじゃないけど)。