前回の続き!

というわけでキャブを分割したので、同調を合わせる必要が出てきたGPZ400Rです。
前回の最後にこちらの「瓶を使った手作りバキュームゲージ」を紹介しました。
安く済むならこれがいいよね。物理的に誤差がありえないし。これ考えた人はすごい。
というわけで作ってみました。パテとホースを新規購入すると2千円近くになる悲しさ。
水が負圧差で行ったり来たりします。見てて面白いですし、こういうのは子供がすごく喜びそうですし物理学の教育にもなります。が、すごくシビアです。
何がツラいって、水の移動が割とゆっくりなのでビス回したらしばらく待たなきゃならない。んで水が片側に全部寄ってゴボゴボ。
あと瓶に水を入れすぎるとキャブに吸われるので注意。瓶容量の3割がいいと思います。
そして一番ツラいの。
#1-#2と#3-#4と#2-#3を合わせるじゃないですか。でもまだ四発とも合ってないから#1-#2に戻るじゃないですか。
水が片側によってゴボゴボ。走ってみたらガックンガックン。
やってられるかボケ!
最後の#2-#3が合うところに行き着くまで、なんと3営業日かかってます。
完全に狂ってて簡単にストールするから、セルを回しすぎてバッテリー上がるんですよ。何回充電したことか。朝方にチャレンジしてバッテリー上がったら充電して夕方に再チャレンジ。んで調整中に結構回ったりするから、ご近所迷惑にも程があります。
このままだと四発全部を合わせるのに10営業日あっても足りない。
「困ったときは金で解決しろ」ってばっちゃが言ってた。
今や四連バキュームゲージも1万円少々で買える時代です。バイク屋の工賃2回分なので、余裕で元が取れます。
このお値段のものはいくつかありますが、この業界では「安物で悩んだときはデイトナにしておくのが無難」という格言がありますのでデイトナにしました。
というわけで届いたデイトナの四連バキュームゲージ。
元からあまり期待はしてませんでしたが#3がズレてました。まあ1個だけならいいですよ。脳内補正できるから。値段相応です。
というわけで接続して調整開始(画像撮るの忘れた)。
やっぱり慣れは必要ですが、まずは#1-#2と#3-#4を適度に合わせ、四発の平均値を目標に仕上げるのが早いような気がします。
あっ、2時間くらいで作業終わっちゃったよ。
ここで最後にさっきの瓶を使って仕上げると間違いなくクソ最高なところに持って行けるんでしょうけど、自分にはその勇気は当然ありませんでしたね。同調に慣れたらやってみたいと思います。完璧を目指したいのであれば瓶は作って持ってて損は無いかもしれません。
というわけで乗ってみる。
あっ!よく回る!気持ちよく!四発最高!
今後は好きなだけ自分で同調が取れるので、四連バキュームゲージは自分で持っててもいいんじゃないかと思います。