先月はMT-09、今月はリトルカブを借りてツーリングに行ったりと、最近何かと借りてるような気がするレンタルバイク。
バイクをレンタルする動機はいくつかあると思いますが、だいたいは
- 旅行や帰省のついでにツーリングに行きたい
- 試乗じゃよく分からないから1日ほど借りて乗ってみたい
- 友人を拉致って布教
という感じでしょうか。
先日やりましたが、ホンダの金爆CMごっこもなかなかいいものです。
でもリトルカブはポジションがきつかった…
さてバイクに乗ってると、やはりいろんな場所でいろんな車種に乗ってみたいもの。
最近はこういうレンタルバイクが増えてきたので、いい時代です。
骨董品みたいな30年選手のGPZ400Rに跨がって、いつ壊れるかとビクビクしながら日帰りツーリングをやる時代は終わりました。
ウソです。GPZ400Rで1000kmオーバーツーリング行けるように頑張ります。
さて、ググって頭に出てくるレンタル819を見てると、リッターSSやらメガスポはともかく、金さえ出せばゴールドウィングもドゥカもいるし、ハスクバーナとかロイヤルエンフィールドまでいやがるわけです。なぜ仕入れた。

そんなわけで自分もレンタル819で借りてるわけですが、とりあえず「多分みんな借りる前に知りたいんじゃないかな」と思ったところを書いておきます。
予約カレンダーの「△」って何?
車種とか店舗を見てると気づくかもしれませんが、1台のバイクを近辺の系列店で回してたりします。そりゃそうだこの狭い日本、こんな台数のレンタルハーレーや隼やZX-14Rが存在してたまるか。
なので、どこかの店舗でとあるバイクに予約が入り、返却翌日に他の店舗で予約が入るとトランポか自走で移動させる必要があります。まあ自走しないだろうけど普通。
というわけで、予約が入ったときにその店舗間移動の時間的余裕を考慮して、前後の日付を「△」としているようです。
「△」なら借りられないかとそんなことはないので、電話して聞いてみてください。普通は借りられるはずです。
ていうか電話だと色々と話に乗ってくれるので、電話予約の方がいいと思います。
乗り捨ては?
残念ながらできません…店舗に無事に戻るまでがツーリングです。
見た感じ、複数の店舗間であからさまに車両を共有してるんですから、その範囲内であれば許容してもよさそうですけどね…
ヘルメットはどうしよう?
旅行先にあんなクソ重くてデカいヘルメットを持って電車や飛行機に乗るのはかなりナンセンスです。生理的に受け付けるのであれば借りましょう。
予約時にフルフェイスかジェットヘルを指定する必要がありますが、余っていれば現地でフルフェイスに頭が入らなければジェットヘルに変更可能だったりもします。
クオリティに関しては…
店舗によってシールドに小傷が入ってて見づらいものが散見される場合がある
ので、ギャンブル的要素と早い者勝ち感はあります。
そして店舗によっては返却時に細かい傷までチェックされたりします。逆にノーチェックなところもあります(そういう店舗はギャンブル要素が上がる)。まあ好きで傷を付ける人間もいないとは思うので、借りたら気をつけましょう。
車体のコンディションは?
まあ悪くはないと思います。
ただ原付くらいだったら問題が出ることも少ないですが、MT-09のときはスロットルワイヤーの遊びが大きいと思ったり(個人差はあります)、タイヤがフロントがD214でリアがパイロットロードだったりとかしたので、そういうところである程度の寛容さは必要と思います。
車体仕様は?
当然ドノーマルですが、問題は○×印がつけられてるアクセサリー類ですね。
Web上では×印で装着されてないことになっていても、実車を見たら装着されていたりします。ETCとか。割と重要なものが。しれっと付いてたりする。しかも現地で実物を見て聞かなきゃ教えてくれない。
とりあえず電話予約するときに聞いておくと幸せかと思います。
立ちゴケとか、途中で何か壊れたりしたときは?
あー。これ、すげー闇。店舗によって違う。
とある店舗で言われたこと。
- ヘッドライトの球とかの消耗品系が切れたらお客様負担です
ロシアンルーレットかよ。
話は変わりますが、ここで2015/10時点での「営業補償」を見てみましょう。レンタカーで言うところのノンオペレーションチャージ(NOC)。
まあ割と普通に見える。常識的なお値段。
とある店舗で言われたこと。
- 修理は全て弊社工場に運搬して行います
- ウインカーミラー破損など軽微でも、道路交通法上の問題がある場合は貸出不可能になるのでNOCは5万円です
あっこれ、問題があれば問答無用で工場に運ばれて貸出不可で5万円取られるパターンや…球が切れても5万円かよ。
この辺はフランチャイズみたいな形式なため、地元のバイク屋や用品店が副業的に展開しているところが仇となっており、ポリシーなどが店舗によって異なっていたりするようです。
んでこれ、現地に行かなきゃ分からないってのがなあ…あとよく壊れるところの予備パーツくらい持っておいて、軽微なら翌日貸出できるようにしてほしいなあ。二輪である以上は立ちゴケは避けられないんだから。
とまあそんなわけで色々と話はあったりしますが、立ちゴケしない強い意志を持って普通に走っていれば問題ないとは思います。
事故りたくて事故るヤツも、立ちゴケしたくて立ちゴケするヤツもいないしな。
レンタルバイクもまだ始まったばかりの業界です。
バイクである以上、お互いに色々とリスクがありますので、まだ手探りな部分も多いかと思います。
しかしこのようなリスクの大きい業態に全国規模で参入したことは、とても素晴らしいことです。さっきすげー闇とか言った気はするけど。今後ブラッシュアップされていくことでしょう。
とにかくこんな便利なサービスがやっと出てきたのですから、お互いに幸せになれるよう、ライダー側も「コかさず壊さず大人しく」の精神で利用しましょう!
いろんなバイクがレンタルで借りられるの楽しいよ!