以前GPZ400Rのイグナイターを分解してコンデンサーを張り替えたという話を書きました。

症状としては「5分くらい走って暖まったころに失火する」という感じで、エキパイを触っても全部普通に打ってたので、プラグも外さずにイグナイターを疑ったのですが。こういうときにプラグを見ない素人丸出しっぷりです。ダメでした。
コンデンサ交換してもダメ。
その後、運良くD3の対策品イグナイターをヤフオクで2000円で落とせたので付けてみたのですが、ダメ。
というわけで2台のイグナイターの抵抗を計ってみたのですが。
サービスマニュアル(D1初版)に記載されてる値と全然違う。ていうか両者とも同じ端子で値が違う。
これサービスマニュアル間違ってるんじゃねーの。
そういやカワサキお客様相談センターに電話確認してないなあ。まだ…
そんなわけで我に返ってプラグを外したわけですよ。
乗車位置から見た順番に並べて左から1/2/3/4
なんで2番だけブチ黒いんじゃ。
気付く人は気付く。なんで右半分のプラグだけ異常に錆びてるのか。
これはエンジン設計がいつものカワサキクオリティで、
「サイドスタンド立てる→こいつセンターチェーン→水抜き穴が機能してない→3/4気筒目に水が溜まる」
という、GPZ400Rの持病でございます。なので失火は普通は3番から。トラブルの大抵の原因は3番。
なんで2番だけブチ黒いんじゃ。
キャブもオーバーホール済みだし、よく分からないときってやっぱりコイルから先をリフレッシュじゃね。
というわけでもう面倒なんでサクッとプラグコードとキャップとプラグを買ってきて交換しました。
キャップはNGKの普通の赤いの。プラグもNGKの。
ケーブルはデイトナの一番安いの。
「GPZ400Rの場合、ケーブルは何m買えばいい?」
という質問が来るとは思いますが、
「1mで足りる。ただしノーマルの長さに合わせて切ると4気筒目でギリギリな長さしか残らなくてイヤな汗をかくから、全体的に短めに切ろう」
という回答になります。
交換したときの画像はすみません、先日スマホの画像をロストして残ってません。はい。
んで交換して乗ってみる。
治った。終了。
というわけで「何かあったらまずはプラグ見ようね」という基本的なことを忘れて恥ずかしい思いで書いてますので、みんなもプラグを見るようにしましょう。
でも個人的には、この素人丸出しな行動がきっかけで欠品でプレミアなイグナイター、しかもD3の対策品が2000円で手に入ったというのがかなり棚ぼた的で美味しかったです。人間、失敗してみるものです(後からなら何とでも言える
コンデンサを張り替えたイグナイターでも普通に走ったので、とりあえず2000円のヤツは予備として神棚に飾っておきたいと思います。