オチを先に言っておくと、多少はマシになったけど失敗でした。
ただコンデンサ交換だけでなんとかなる個体もあるでしょうから、ノウハウとしてあげておきます。
ただし、実行とその結果は自己責任で。ノークレームノーリターンです。
ちょっと前からですがアイドリングが不調になり発進時にストールしはじめて、そこから急降下的に悪くなり、エンジンが暖まると1気筒死んだかのような挙動を見せ始たり、点火がバラバラだったり、ついに坂道を登らなくなったり。
4000rpmより上は回るんだけど。
とりあえず古い車体だしキャブから見てみるかということでオーバーホールしたけどダメ、エアフィルターでもない。
というわけでこれ、イグナイターだよねと。
取り外して、テスターで抵抗値を測定してサービスマニュアルの規定値と見比べると。
あかん。思いっきり外れてる。
イグナイター、欠品だし流用もイバラの道なんだよね…
GPZ400R(D1〜3)のイグナイター分解についてはそんなに情報もないんだけど、とりあえず電解コンデンサ入ってるようなので、交換してみる価値はあるかなと。
フタを空けてみます。
事前情報通りでしたが、ゴムで固められてます。竹炭入りようかん?
D1〜D2はイグナイタの故障が多くD3で対策品になったようなのですが、こんなん熱で余裕で壊れるわ。
前に乗ってたのD4だったのでそこまでは知りませんでした。
よく見るとコンデンサが埋まっているところが盛り上がってるように見えます。
カッターナイフとマイナスドライバーを駆使してゴムを削りましょう。
2時間くらい頑張ったかな?
電解コンデンサが見えました。
5個という話がありましたが、D1の21119-1207は6個ですね。
んでこれ、配線はどうなってるかというと。
電解コンデンサをほじって立たせてみると…
こんな感じで、電解コンデンサーの下に折りたたまれてるという。いいのか?
線を切るために全部立たせてみました。
見た感じ、膨らんでも無いし正常っぽい。
でもここまできたからニッパーでコンデンサ側の根元から切っちゃいましょう。
極性があるのでメモをとりながら。
下がカプラー側です。
50V 3.3μFが5個、50V 10μFが1個ですかね。
というわけでアキバに行って、ラジオセンターで国産105℃品を調達して。
適当にハンダで付けて。
抵抗値測定してもダメな感じだったので、半ば諦めつつ試走します。
暖まるとやっぱり不安定だが、交換前よりマシになった。
というわけで完治はしなかったものの、不調はイグナイターっぽいですね。
しかしどうするかなあ。
ヤフオクでどこの馬の骨か分からないの買っても同じことを繰り返すだけだし。
イグナイター流用もGPZ1000RXのがいけそうだけどレブ低くなるし、ZZR1100(C)なんてカプラー変換の労力とか考えるとなあ。
そう考えると、ASウオタニのキットを買うのが一番手っ取り早いのではないかという話になりそう。
暖かくなってもツーリングに行く余裕がないので、とりあえずたまに乗ってあげて、その間にどうするか考えましょうか。