二輪では必須と言えるETCですが。
自主運用モノからすると若干お高い値段で一体型(JRM-12)がヤフォークにあったので入手しました。
まだマイレージキャンペーン埋まってませんが、十年くらい前に二輪ETCが開始されたときニンジャに取り付けてマイレージを頂いて「意外と減らない」というのが分かってるのと、GPZ400Rは「簡単なモノは自分でやる」というコンセプトなので、今回はそういう選択です。
二輪ETCは分離型か一体型かという議論はよくありますが、これもニンジャに分離型を付けてて「シート下なのでカードを取り出すのが面倒すぎて取り出さなくなる」というのを経験済みなので、今回は一体型にしました。
ただオチを先に言わせて頂きますが、思ったところに設置できず結局シート下の小物入れに突っ込みました。ご確認ください。
んでフタを閉じてみます。
おい、なんかケーブル通せる穴が開いてるぞ。前オーナー間違いなく自主運用やってただろ。
さて四輪だとどんだけ古くてもシガーソケットから取れるし適当に設置すりゃいいでしょというところですが、二輪だとそういうわけにもいきません。
十年くらい前にニンジャに取り付けてもらったとき、できましたというのでチェックしたらLEDの点灯がウインカーと連動してて「どこチェックしたんじゃボケ」という感じでしたが、あれは二輪ETCが出たばかりでしたし店員さんもニンジャは初めてと言ってたので仕方もない話で、古今東西の色んな車種を相手にしないといけないセットアップ屋さんも大変だなと思います。実は工賃8,000円くらいってかなり安いんです。
認証店舗じゃないと取り付けられないというのは気にくわないですけどね。
さて今回は自分で取り付けるわけですが、まずは電源の確保です。
サービスマニュアルを見てるとアクセサリーのラインがあります。
ジャンクションボックスから短く出てるこいつですね。
とりあえずチェックしてみます。
こいつ、キーをOFFにしても12V出たままだ…使えねえ。おかしいだろキーOFFでも通電してるって何考えてるんだよカワサキ。
というわけで代替手段を探すと、リア周辺がキーと連動してるとのこと。
リアカウルを外してみます。
こいつ、30年前のバイクなのにテールランプがLEDに魔改造されてて迂闊に手を出せねえ…
取れそうなところを見つけたので電圧見たけど全然出てねえ…
なんか色々と面倒になってきたので、キー連動は諦めてアクセサリーラインから電源を取りつつ、ETC用スイッチを取り付けることにします。
次はETC本体の取り付け位置です。
カウルの内側(インナーカウル)にマジックテープで取り付けて、停車時に本体ごと取り外してセキュリティも万全!バリバリ!やめて!というのを目論んでいましたが。
カウルの内側の部材にマジックテープの粘着面が付かない…
ハンドルマウントとかやる気は元からありません。余計な部材がかかる。
というわけで元々のコンセプトをひっくり返して小物入れに入れることにした、というのが冒頭の画像でございます。ご確認ください。
んであとはケーブル処理やら配線やらスイッチ取り付けをやって終了。
スイッチはこんな感じのヤツを取り付けたのですが。これダメ。電圧降下がひどいようでETC車載器の電源が落ちます。ゲートを通過するときに落ちていると危険極まりないので、トグルスイッチにしましょう。
あれこれ悩んだり、部材の追加購入で近所のホームセンターやらイエローハットを何回も往復したりで、正味5時間くらいかかってしまいました。
もう寒くて走りたくないけど、とりあえずETCゲートをくぐろう…くぐれた。帰ろう。もう一回くぐる…くぐれた。終了。
二輪ETCに飼い慣らされてると非装着だと高速道に絶対に乗りたくなくなるので、これで多少はツーリングが捗るんじゃないかと思います。
ツーリングの前に他にも色々と手を入れるところはありますが。