昨年に「十数年ぶりにGT501がモデルチェンジ、GT601が出る」と聞き、当時「ハァ?」と変な声が出た記憶があるうんすいですこんばんは。
まさか履くことになるとも思ってなかったけど
GPZ400Rでタイヤ交換となると、そもそも前後16インチという妙なサイズなんでタイヤの選択肢なんて雀の涙程度。
こだわるならフロントだけTT900GPが履けるんですけど、あれあんまりメリットないし、そもそも設計的にはGT501より古い。
そうなると最新のGT601を履くのがベストなんじゃね?なわけです。
タイヤ交換に至る経緯。
そもそもあんまりグリップしてなかったんですが。
キャリパーオーバーホール終わって走ってたら。
すんげえフロントが粘るわ切れ込むわ。
これエア抜けてるなあ…と思ってGS行ったら1.2kg/cm2だった件。
リアも1.8kg/cm2切ってたかなあ確か。
別に何もタイヤに刺さってないし…
でもタイヤをよく見ると、納車前は全然そんなことなかったし「このままでいけるよね」と店長と話をしてたGT501がこんな感じになってたわけです。
あかん。
多分、納車直後にちょっとハッスルしちゃったせいかなあ…
そこでタイヤ交換となるわけですが。
馴染みのバイク屋が引っ越してしまい片道40kmオーバーとなってしまってて、これで首都高なんぞ乗ったらバーストするなという感じ。
仕方が無いので下道でゆっくり行けて後腐れのない量販店、ということで電話しつつ選択。
電話で「特殊サイズですねー」と言われてヘイトを溜めつつ「ですよねー」と返答するしかなく、その後電車で店舗に出向いて予約して前金払って。
1週間後の本日、交換となりました。
さよならGT501
ようこそGT601
新しいタイヤはいいものです。
さっきまで履いてたタイヤは「ツッコミどころが多すぎてどこからツッコミ入れていいのか分からない」感じだったわけですからなおさらです。
そういや自分で買った最後のArrowmaxはGT401だったっけ…
とりあえずGT601の感想です。
- 倒し込みとかハンドルの切れが自然。自然すぎてもうちょいフィードバックとか欲しい気がするけど、ツーリングタイヤなんだからこれでいいはず。
- レーンチェンジとかカチッと決まりにくいけどヒラッといく。これはこれでいい。
- しなやか。色々とショックも吸収してくれてる。個人的にはインフォメーションがもっと欲しい気がするんだけど、ツーリングタイヤでそれをやりすぎると疲れるからこれでいいはず。
- グリップ?こんだけグリップしてくれりゃいいですよ。今のところ不満はない。
- クソ安い。工賃込み前後で24,000円。
このあたりのレンジのバイアスはNinja 250RであらかたIRCにシェアを持って行かれてるので、ダンロップも真面目に作ったのがよく分かります。
そして大型を含めて旧車の駆け込み寺となるだろうという空気を読んだダンロップ、なんとGT601はVレンジがあってニンジャ(A1〜A6)純正サイズもあるという。この人たち115馬力でっせ。
ただノーマルの16インチのニンジャをいま自分が持ってたら多分GT601履かせちゃいますね。
このタイヤもGT501のように末永く愛され…いや5年くらいでモデルチェンジしろよダンロップはマジで。
クソ寒い中やウエットやワインディングを走ってないのでスベローマックスを返上したのかどうかまだ何とも、なところではありますが、バイアスも進化したなあとか乗りやすくなったなあとかしみじみと思ってるので、多分良いタイヤだと思います。
※追記(2016/03/20)
履いて1.5年くらいですかね。
冬の高速道路で食いつかなくて割とおっかない…。
※追記
高速道路で食いつかないのはサスのせいでした…セッティング変えたらきちんと走るようになりました
※追記(2017/08/19)
2017/06/22にタイヤ交換を実施。BT-39にバトンタッチしました。
走行距離7千kmを2.5年で走り、フロント2分山、リア4分山を残して終了です。
走行距離が短い?うち一応は首都圏なので…
溝の中を見ますと細かいヒビが入っています。別のバイクのGT601もこうなってたので、そういう特性なんだと思います。
2年目の冬くらいから、走り始めてから一皮剥かないと不安なタイヤとなりました。
暖かくなってもその傾向は変わらなかったので、劣化ですねこれ。
可もなく不可もないタイヤではありましたが、美味しいところの旬が割と早く終わり、しかも露骨に劣化する。バイアスだからこうなのか、GT601だからこうなのか正直わかりませんが…
年間1万kmくらい走る人なら満足するタイヤかもしれません。